ユニークな暮らし

みんな違ってみんないい!整理収納のその先に見えたユニークな暮らしとは。

震災時の心構えについて。

連日の熊本の地震被害・・・想像を絶しています。

刻一刻と流れてくる現地リポートの映像に心痛めています。

 

自然に対して人間がいかに無力であるかを思い知らされます。

 

友人から、「震災時の心得的なものを整理収納アドバイザーの視点で教えて欲しい」と言われたんですが、家の中が片付いていようがいまいが、モノが多かろうが少なかろうが、家が倒壊してしまったら元も子もない(極端な話、いくら家の中のモノが少なくても、家が大きかったらゴミの量は増える)ので、やはり、無力だなぁと思い知らされるわけです。

 

それならば、もう住まいを考える時点で、

 

地盤の良いところや過去に災害の少ない地域を選ぶ

基礎や構造を頑強にする

耐震・免震構造を取りいれる

大きな家具は作りつけにする

 

など、アドバイスのしようもあるのですが、予算等の都合で無理なこともあるでしょう。

しかし、自分や家族の命だけでも助かるためには必要なことだと思いますので、これからお引っ越し予定のある方は真剣に考えた方がいいと思います。

 

とにかく身体が無事に避難することが第一ですから。

 

太陽光発電とか、給水タンクとか、備蓄とか、自衛手段もいろいろありますが、なんとなく自分さえよければいいというエゴが見え隠れしていて、災害時の人間関係も大事なので、あまり声を大にしてオススメはできません。

もちろん他人に迷惑をかけないためにもある程度の家族分の備蓄は必要です。

どうせやるなら自腹でご近所に配布できるほどの倉庫があればカッコいいですけどね。

(今回の地震でも感じたことですが、都市部よりも孤立する恐れのある山村部の備蓄は大変重要だと思います。)

確かに備蓄を意識することは大事ですが、そればかりにとらわれていると、いらないものを増やす結果にもつながりますので、適度に。

 

寝室に大きな家具を置かないとか、非常用袋を用意するとかいう設備的なアドバイスは他者にお任せするとして、私が思う災害時の心がけはなんだろうと一生懸命考えました。

 

メンタル面から言えるのは、「失うことを恐れないこと」なのかなぁと。

 

失ってみて初めてありがたみがわかることがありますが、全てを失った時のことを想像しつつ、「それでも平気だ!なんとかなるさ!また一からやり直そう」というタフな精神を日ごろから鍛えていくことが大事だと思います。(私もまだまだ煩悩も多いですが)

 

たまに意識することで、現状に感謝する心も生まれます。

 

欲しいものが手に入らない不満より、なんでも手に入るという豊かさが人を不幸にすることもあります。

それを失う恐怖心と失った後の喪失感に苛まれるからです。

 

そういった意味では、いつ何が起きるかわからないという不安を取り除くために防災設備や備蓄を整えたりするのはアリだと思いますが、何が起きても冷静に覚悟を決めて「腹をくくる」という胆力が欲しいと常々私は思っています。

 

震災があると我先にと備蓄に走り、他者に構わず買い占める人がいます。

本当に必要としている人には届かない物資があります。

世の中、がめつい人の方がたくましく生きていることもありますので、いよいよとなったらその生命力は見習いたいですけどね。

 

モノに対する執着心がコントロールできるようになれば、心の不安を取り除くことができます。

 

整理収納は気持ちの整理であると同時に、自分の心をコントロールするスキルにもなるわけです。

 

今被災地で、不安の真っ只中にいる方々には本当に頑張って乗り越えていただきたいし、できることは応援していきたいなと思っていますが、安全地帯にいる人たちもこれを機に、震災に対する心構えについてぜひ考えて欲しいと思います。