ユニークな暮らし

みんな違ってみんないい!整理収納のその先に見えたユニークな暮らしとは。

安心して散らかせる?恐れ多くて散らかせない?

朝日を背に受けながら現場に向かって自転車をこぐ私の影が脚長に見える冬の寒い朝が割と好きです。

 

「う〜〜〜 なんかモデルみたいにめっちゃスタイルいいやんけ!」

 

ってニヤニヤしながら自転車で疾走する私を見かけたら、

 

「その前に猫背を直せよ〜」と言って現実に引き戻してあげてください。割とマジで。

 

 

今までお客様に言われてハッとした言葉があります。

お一人暮らしの女性の方でしたが、片付けが苦手ということで、部屋の不要物を捨て、アイテムを整理し、今までとは見違えるような部屋になりました。

 

女性「ありがとうございます。本当に助かりました。」

 

私「いえいえ、私片付け大好きなので、散らかっているほど燃えます(笑)」

 

女性「凄い!こんな人っているんですね。これで安心して散らかせます(笑)

 

やはり、散らかすことへの罪悪感や、このままどうしようもできない不安でなかなか人にも頼めず、モヤモヤしていたようですが、なんだか視界がすっきりしたように見えました。安心して暮らすことは人間らしく生きるために保障されるべき権利でもあります。

この方の場合は私が定期的に作業が入ることでその安心感を継続させています。

 

とあるテレビ番組で似たようなお片づけ企画がありました。収納のプロが依頼者のゴミ部屋を完璧に完膚なきまでにきちんと整理し、ビフォーアフターのパーフェクトな部屋の仕上がりの絵ヅラもかなりのインパクトがあって、企画的には面白いものでしたが、私は依頼者の女性の一言がどうしても引っかかってしまいました。

 

 

「もうほんと恐れ多くて散らかせません・・・」

 

消え入るような声でつぶやいてました。

 

 

「頑張って散らかないようにしよう!」と本人が意識することは素晴らしいことだと思います。

しかし「散らかない」という言葉には、「散らかしたいけど…散らかせない」とか、「散らかしてはいけないんじゃないか」という強迫観念が見え隠れしています。

 

四六時中折り目正しく生きて、散らかせないのはストレスが溜まります。

また元通りのお部屋になったらどうしようと不安になります。

人に強制するのはもってのほかですが、テクニックに溺れて人を追い込むだけの整理収納では根本的な解決にはならないのだと思うのです。

 

なんでも完璧にしようとすると疲れます。ましてや自分の素が出る自分の部屋でくつろげなければ意味がありません。この女性にとって完璧に管理された部屋がどれほど必要だったのか疑問でした。

 

例えば換気扇のお掃除しますよね。

めっちゃキレイにすると使うのもったいなくなりませんか?

炒め物とか揚げ物とかあおりチャーハンとかフランべとか、油飛びちり系はしばらく控えたいのが正直なところ。

せっかく汚れを取ったのにまた汚すことになるなんて。

 

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私は年末換気扇掃除で洗い上げた水も完全に乾かないうちから、ちくわの天ぷらを揚げる女です。

ちくわを揚げながら

「あ、しまった!私何やってんだろ?換気扇掃除したばっかりなのに!」

とふと思いましたが、

「まいっか、また掃除すればええやんけ」

と美味しいちくわの天ぷらを揚げ続けましたとさ。

めでたしめでたし。

 

 

 

と、こうなるのが健全な暮らしなんじゃないでしょうか。

 

散らかしても片付けることができるとか、汚しても汚れを落とすことができるとか、たとえ問題が起きても解決する方法を知っていることが大事であり、散らかさないように神経を使うとか、汚すのがもったいないから使わないとか、問題が起きないようにビクビクしながら生活するとか、ちょっと何かが違うような気がします。

 

そういった暮らしの不安を取り除いてあげるのが、ライフスタイルメンターの仕事だと私は考えています。

ただし、一度リセットして整理したからといって解決するものでもないので、本気で暮らしを改善しようという気持ちがあるのなら、メンターと長期的に取り組むことをお勧めします。

 

メンターとは指導者 助言者 育成者の意味ですが、単なる整理収納アドバイザーではなく、整理収納はあくまでも手段であり、その先の豊かな暮らしやユニークな暮らしを見据えたライフスタイルの捉え方とそのリペア、つまりお手入れや修正の方法をご提案させていただきます。